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トランプ氏の「踏み絵外交」(関税戦争)のその後(ブラジル、インド)<2025年9月6日

トランプ氏の「踏み絵外交」(関税戦争)は、世界中に様々な波紋を巻き起こしています。ウクライナ紛争と絡めて標的になっているのが、第三世界です。
ブラジルは50%関税をかけられました。インドも50%関税をかけられます。事実上のアメリカ市場からの締め出しです。BRICS(ブリックス)参加国の狙い打ちとも言えます。果たして、それが効果があるのか❓


ブラジルの例を見てみます。
【アングル:トランプ関税で税率50%のブラジル、経済への打撃は限定的か】
2025年8月6日午後 6:18 GMT+92025年8月6日更新
https://jp.reuters.com/world/us-politics/DXDKK76AXVPMLCFLI5FBT5AMG4-2025-08-06/
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ブラジルの主な輸出品
https://www.jetro.go.jp/world/cs_america/br/gtir/
農畜産業 21.5%
大豆、トウモロコシ
農畜産業24%
階層レベル2の項目石油及び歴青油 
製造業 53.9%
砂糖・糖蜜、牛肉、石油及び歴青油、パルプ・くず紙 、階層レベル2の項目大豆粕やその他飼料 
ブラジルの主要国・地域別輸出
中国 28.0%伸び率マイナス 9.5%  
米国 12.0%伸び率+9.4% 
日本 1.7%伸び率マイナス15.7%  
スペイン3.0% 伸び率+26.9%
2024年12月EU・メルコスールFTA交渉が最終合意
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ブラジルは近年、中国との取引額が大きく減り、その分がアメリカに輸出されています。中国依存度を下げようとしたのでしょうね。しかし、トランプ氏が50%関税をかけました。元々、ブラジルのアメリカ市場依存度は低いです。早速、中国への農産物の輸出拡大に向けて交渉を始めました。
ブラジルの輸出品の多くは、アメリカ市場でなくても販売先のある輸出品が多いです。
だから影響はあるでしょうが、それを多市場に振り向けることで大きな影響は受けないでしょう。むしろブラジルはアメリカに対する信頼を無くして、今後アメリカ市場で影響を受けるような事態は避けると思います。アメリカ依存度を下げて、それを変えないだろうと思います。

 

インドの場合も同じです。
ロシア産の安い原油がインド経済の成長を支えています。


【トランプ「関税戦争」、したたかに備えるインド】
2025/04/03
https://www.jcer.or.jp/j-column/column-yamada/2025043-3.html
【医薬品やスマートフォンの対米輸出、今後の米国の動向に注視】
2025年05月12日
https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/05/e9ccc29932641e4b.html


インドの場合は、対米貿易黒字額が大きいです。結構、影響があるでしょうね。

 

【中印が首脳会談、さらなる関係改善で一致 関税巡り足並み】
2025年9月1日午前 8:42 GMT+92025年9月1日更新
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/PDJORKC2SZKVJHAVL33Q56KTHY-2025-08-31/

 

インドと中国は、国境紛争やインド洋の勢力争いがある関係でライバル関係でした。
モディ首相の中国訪問は7年ぶりだそうです。インドが中国に歩み寄ったと言うべきでしょうね❓
ライバル関係から協調関係に外交政策が変化しました。互いに制限していた貿易関係も改善すると思います。そしてインドはロシアからの原油輸入政策に変化は有りません。それどころかロシアからの武器輸入を拡大する方向で協議されています。

 

【ロシア、インドと地対空ミサイルS400の追加供給交渉】
2025年9月3日午後 2:11 GMT+92025年9月3日更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/ESWOBR4FCFNNNHIUDLZSNPT3HI-2025-09-03/

【インド、米国製兵器調達計画を一時停止 関税に反発=関係筋】
2025年8月9日午前 12:42 GMT+92025年8月9日更新
https://jp.reuters.com/world/us/WMV7KN5YJBPEXM3JT3IB4WWF3A-2025-08-08/
【インド、武器調達先の多様化模索 ロシア依存脱却へ】
2022年5月19日午前 11:45 GMT+92022年5月19日更新
https://jp.reuters.com/article/world/-idUSKCN2N504B/

 

その一方でアメリカからの武器輸入は一時ストップしています。関税問題の行方次第では、中止でしょうね。そして今後、インドはアメリカの武器への依存度を下げると思います。
金額だと2022年でロシア46%、フランス27%、アメリカ12%です。
武器ビジネスは、新規の輸出先を開拓するのは至難の業です。アメリカの武器メーカーにすると、やっと開拓したインド市場を失うかもしれません。インド政府にしても信頼できない相手国から武器を買おうとはしないと思います。

 

インドは、事実上ロシアと中国を選択したと言えます。
アメリカ政府はこれまでインドは、アメリカ側に引き寄せるために様々な努力をしてきました。その過去のアメリカ政府の対インド政策を、トランプ氏はブチ壊したと言えます。

 

購買力平価GDPランキング
https://www.globalnote.jp/post-3386.html
8位までに第三世界の国が5カ国ランクインしています。
インドは、圧倒的な第3位です。中国、インド、ロシア、ブラジルはほぼアメリカの敵性国家か疎アメリカ国になりました。

 

時代錯誤的なトランプ氏の「踏み絵外交」(関税戦争)は、敵味方を分かりやすく分けるのには役に立ちました。しかし、味方はドンドン減ります。その上、こんな発言もしています。

 

【トランプ氏、ウクライナ問題で中国への経済的圧力を欧州に呼びかけ】
2025年9月5日 9:18 発信地:ワシントン/米国 [ 米国 北米 ] 
https://www.afpbb.com/articles/-/3596768?cx_part=top_category&cx_position=3

 

笑えるでしょう❓❓❓
ヨーロッパに関税戦争を仕掛けておいて、中国に経済的圧力を欧州が加える訳がありません。アメリカ市場が不調であるなら、これまで以上に欧州にとって中国市場が大切になります。早速、インド詣でをするようです。


【シェフチョビッチ欧州委員、来週インド訪問 自由貿易交渉が「急進展」】
2025年9月5日午前 11:27 GMT+920分前更新
https://jp.reuters.com/world/europe/WIVHO2MLZZKIPKLMBBX2XX46PM-2025-09-05/
【必要なら「勇敢」に米欧貿易協定放棄を=欧州委員会副委員長】
2025年9月2日 15:10 発信地:中国 [ 中国 中国・台湾 ] 
https://www.afpbb.com/articles/-/3596076

 

敵は団結し、味方からは離反者が出そうな雰囲気です。

更には、敵性国家の団結は更に強まりそうです。


【シベリア新ガスパイプライン「中国に競争上の利益」=プーチン氏】
2025年9月4日午前 1:13 GMT+918時間前更新
https://jp.reuters.com/markets/commodities/JAISMBCZKJPL3P7TVGPF5EI2ZU-2025-09-03/

 

新たな天然ガスパイプライン「シベリアの力(ちから)2」の建設に合意しました。
現在、既に「シベリアの力1」が稼働していて中国へのガス供給が始まっています。


「シベリアの力1」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%8A%9B


「シベリアの力1」に加え「シベリアの力(ちから)2」が完成すると中国に輸出されるロシアの天然ガスは、従来の欧州向け輸出量とほぼ同じだそうです。
https://jp.reuters.com/markets/oil/2GST2ER6NFORBDIPNOMNPB3Y34-2023-11-02/

 

もう、欧州はロシアの格安の天然ガスを買うことは出来ないでしょう。仮に戦後、輸入するにしても相当なプレミアムが上乗せされると思います。販売先が二つになれば、価格交渉が出来ます。そこまで考えたロシアの中国向けパイプライン増設です。

 

あらあら❓❓❓
戦争にかまけているうちに、ドンドン!ヨーロッパをスルーする話が増えているんでないですか❓❓❓そして、それは戦争前には戻りません。ヨーロッパは、こうして格安のロシア産エネルギーを失いました。


欧州、中国、インドが談合するとアメリカ外しになります。

トランプ氏の仕掛けた関税戦争の結末は、どうなるんでしょうね❓❓❓
控え目に見てもアメリカに有利な結果は、見えませんが❓❓❓

 

 

 

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