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ヘンリー・キッシンジャーの「現実主義(リアリズム)」外交<2026年1月9日

ロシアの「Free Press」https://svpressa.ru/の記事に面白い記事がありました。ロシアのサイトですからロシア寄りかロシアに有利な事しか書いていません。これは欧米のメデイアも同じです。だから中立の視点に立つならロシアであろうと欧米のメデイアであろうと「プロパガンダ」の部分を排除して読む工夫が必要です。

 

ベネズエラ問題に関連してロシアにとっての同盟国問題を取り上げています。
筆者は、外交の基本を取り上げています。
19世紀半ばの英国首相パーマストン卿の「現実主義(リアリズム)」外交について触れています。これが、20世紀のヘンリー・キッシンジャー氏の「現実主義(リアリズム)」外交とほぼ同じです。キッシンジャー外交の原型は、英国首相パーマストン卿の外交と見るべきだろうと思います。パーマストン卿外交は19世紀版、キッシンジャー外交は20世紀版と言う事です。
「我々には永遠の同盟国も永遠の敵もいない。我々の利益は永遠かつ不変である」
「利益」と簡単に表現すると如何にもそれだけが際立ちますが、「国益」と表現すれば分かりやすいですね。「永遠の同盟国も永遠の敵もいない」のは、「国際情勢はその時々変化するので柔軟に対応するべきだ」と言う意味です。
『その国にとって最も大切なのは自国の国益であり、国際情勢の変化に応じて柔軟に対応するべきだ』
と言うような外交の基本政策を表現しています。


現実は、国益を忘れ気分や雰囲気、プロパガンダやスローガンで外交を誤る国が非常に多いです。
今のヨーロッパは、その典型と言えます。国益を忘れプロパガンダやスローガンで跳ねくり返っています。外交を誤り欧州は経済的な低迷を招き、国内では社会矛盾が大きくなりつつあります。欧州の没落を早めているのは、愚かに過ぎると思います。しかし、欧州村の中にいるとその愚かさが分からないようです。欧州の政治家は劣化して幼稚であると言えます。

 

筆者は、これをロシアに当てはめて考えています。同盟国と友好国があるが、どこが頼りになるかを考察しています。
そして、ほんの少しですがベネズエラのような腐りきった破綻国家と友好関係を結ぶ事が良いかどうかに疑問を呈しています。
結論は、「ロシアにとって頼りになる同盟国は北朝鮮だけだ」と言っています。
ロシアが困った時に必ず助けてくれるのは北朝鮮だけだと言う意味です。

 

 

(2)ヘンリー・キッシンジャーの「現実主義(リアリズム)」外交
キッシンジャー氏の最大の功績は、1972年米中和解にアメリカの外交を大転換させたことであろうと思います。
これが、結果として東西冷戦でアメリカの勝利を呼び込んだ大きな理由だろうと思います。
1973年「毛沢東主席」はキッシンジャーとの会談で・・・・・
「米国、日本、中国、パキスタン、イラン、トルコ、欧州によるソ連包囲網の構築を提案した。」と記述があります。イランは宗教革命で脱落しましたが、「毛沢東主席」(キッシンジャー)の構想通りのソ連包囲網の構築されました。
毛沢東主席」は、同じ共産主義国家であるソ連を敵視しています。当時の中国の国益にとってソ連は敵であったと言う事になります。
その後ソ連は崩壊し、中国は毛沢東主席死去後、急速な経済発展を遂げて今では世界の超大国になりました。1972年~1973年の毛沢東主席の決断は、結果として大正解で有った事になります。毛沢東主席の決断の大きな理由は「中国の国益」です。

『その国にとって最も大切なのは自国の国益であり、国際情勢の変化に応じて柔軟に対応するべきだ』
この外交政策は、時代を超えてどの国にも大切な外交の基本であることが分かります。
この部分だけ強調すると、ごく当たり前と言えます。当たり前の事が出来ない国が非常に多いです。

世界情勢や外交について洞察力に優れたキッシンジャー氏は、ウクライナ紛争についても知見を述べています。
しかし、キッシンジャー氏の賢明な知見は、当時「1938年ミュンヘン会談の再現だ!」と大きな批判を浴びました。
ミュンヘン会談
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%83%98%E3%83%B3%E4%BC%9A%E8%AB%87
2022年5月23日ダボス会議で述べたキッシンジャー氏の賢明な知見は、今になってみるとその通りにするべきでした。
戦争は長期化してロシアが勝つまで終わりそうもありません。
ウクライナ紛争で単純二元論で敵味方を分けたために、キッシンジャー氏が懸念したロシアと中国との強い提携関係が更に強化されました。

キッシンジャー氏と毛主席の理論によれば、ロシアと中国を結びつけない事が(アメリカ)にとっての最大の外交課題でした。
キッシンジャー氏が作り上げたロシアと中国の分断は、愚かなバイデン・アメリカに脆くも破壊されました。


微妙な外交政策は作り上げるのは大変ですが、壊すのは実に簡単だと言う事です。
ロシアと欧州が和解して欧州には平和が訪れました。ウクライナ紛争が、これをぶち壊しました。
欧州の平和で最大の利益を得るのは欧州自身です。欧州の平和を守る事が、欧州の国益と言えます。
ロシアとの緊張を煽り立てロシアを敵国とすることは、欧州の国益とは正反対の外交である事になります。

「欧州の国益」を忘れプロパガンダとスローガンにな跳ねくり返っている欧州は没落の坂道を転げ落ちつつあります。
そのプロパガンダとスローガンを作り出したのは誰か❓❓❓
イギリスとバイデン・アメリカです。どっちもグローバリズムネオコンの手先と言えます。

外交における「現実主義(リアリズム)」と「国益」についてよくよく考えるべきでしょうね❓❓❓
日本にだっていますよ⇒「台湾有事は!日本有事!」
「台湾有事」は台湾の有事であり「日本有事」ではありません。日本は局外中立の外交姿勢を取ればいいだけの事です。


何で中国を挑発し続けて自ら危機を招き寄せている台湾に日本が関与しなければ、ならないのですか❓❓❓
台湾の今の姿勢は、ロシアを挑発し続けて軍事介入を招き寄せたウクライナの姿勢と全く同じです。台湾に今の姿勢を取らせるのは、アメリカのグローバリストとネオコンです。
「台湾有事は!日本有事!」で日本人を洗脳しているのも、アメリカのグローバリストとネオコンです。
トランプ大統領は幸いにして反グローバリズムであり疎ネオコンです。
民主党は、アメリカのグローバリストとネオコンに忠実です。
世界の民主主義を守るために「戦争を輸出!」しています。

※トランプ氏の外交も「現実主義(リアリズム)」外交に近いと言えます。

プロパガンダ教条主義に陥らず「アメリカの国益」を最優先している部分が見えます。


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【誰も信用できない?なぜロシアは「使い捨ての同盟国」を必要とするのか?】
1月8日午後6時9分(ロシア語)
https://svpressa.ru/politic/article/497833/
19世紀半ばの英国首相パーマストン卿が英国について述べた言葉
「我々には永遠の同盟国も永遠の敵もいない。我々の利益は永遠かつ不変である。我々の義務はそれらの利益を守ることである」
この観点から見ると、私たちには真に揺るぎない同盟国が一つだけあります。それは北朝鮮です。

 

ヘンリー・キッシンジャー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC
外交の特徴は「現実主義(リアリズム)」

1972年2月、ニクソン大統領は中国を訪問して毛沢東中国共産党中央委員会主席と会談
ニクソン訪中最終日の2月28日、両国は上海で米中共同コミュニケを発表し、それまでの敵対関係に終止符をうち、国交正常化に向けて関係の緊密化に努めることになった。
1973年、毛主席はキッシンジャーとの会談で米国、日本、中国、パキスタン、イラン、トルコ、欧州によるソ連包囲網の構築を提案した。 

2022年5月23日
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議
ウクライナ情勢について「今後2カ月以内に和平交渉を進めるべきだ」との見解を示す。
「理想的には、分割する線を戦争前の状態に戻すべきだ」と述べた。
「ロシアが中国との恒久的な同盟関係に追い込まれないようにすることが重要だ(中国と露に同様の敵対的態度を取ると結束を誘導してしまう可能性があるため、露とのパイプは維持すべき)」と強調した。

 

長周新聞
「友人や敵はなく、利益だけがある」 キッシンジャーが語った行動哲学
ウクライナ情勢から見える米国の本性
2022年3月8日
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/22937
アメリカには恒久的な友人や敵はなく、利益だけがある」


ジャーナリストのジョン・ラフランド
アメリカのCIAやジョージ・ソロスらのNGO団体が支援する初期のカラー革命が旧ソ連諸国で広がったとき
アメリカの敵になるのは、彼らの友になるよりも良いことだ。もし、あなたが彼らの敵なら、彼らはあなたを買収しようとするかもしれない。しかし、あなたが彼らの友人なら、彼らは間違いなくあなたを売るだろう」

 

 

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