「北の山・じろう」よもやま日記(goo blogからお引越し)

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ヨーロッパとアメリカとドイツのNATOに対する考え方の相違⇒同床異夢とは❓<2025年8月3日

川口マーン惠美氏の投稿記事に興味深いことが書いてありました。
2025.08.01
ゼレンスキー「英雄」から「腐敗の象徴」へ…ドイツで起きたウクライナ報道“手のひら返し”の深層
https://gendai.media/articles/-/155520?page=3

 

記事のテーマとは違いますので、簡単に触れています。
<引用>
7月23日のNZZ(新チューリッヒ新聞)に、NATOのロブ・バウアー元提督(オランダ人)のインタビュー記事が載った。それによれば、ロシアは敵で、NATOの目的はロシア成敗。NATO設立の本来の目的は、「ロシア人を締め出し、アメリカ人を引っ張り込み、ドイツ人を抑え込むこと(keep the Russians out, the Americans in and the Germans down)」だったので、NATOの精神は今も変わっていないらしい。

そう思えば、今のNATOが停戦を望んでいる振りをしつつ、ウクライナへの武器供与をどんどんエスカレートさせてきた矛盾も、ウクライナ戦争を終わらせまいとしている理由も、ストンと腑に落ちる。
(引用終わり)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そもそもNATOは、アメリカが第2次大戦旧ソ連の東側陣営に対抗するために作った軍事同盟です。目的は、米ソの軍事衝突が起きた場合、西ヨーロッパを予定戦場として旧ソ連のヨーロッパ制圧を防ぐためのものです。旧ソ連を西ヨーロッパで迎撃して撃破する事を目的としています。

 

西ヨーロッパにとっては、アメリカの都合がそうであろうと西ヨーロッパ単独で巨大な軍事力を持つ旧ソ連アメリカ抜きで対抗することは不可能です。旧ソ連との戦いのためにはアメリカを引きずり込む必要があります。いわば、「肉を切らせて骨を断つ」苦肉の選択と言えます。

 

更には、アメリカと西ヨーロッパに共通の目的があります。
第2次世界大戦で猛威を振るったドイツを非軍事化して、ドイツの軍事大国化を防ぐことです。
受刑者のような戦後のドイツは、その政策に従い平和国家として、言い訳程度の武装しかせずこれまで過ごして来ました。ドイツが戦後のヨーロッパで生きるには、そうするしかなかったからです。
この政策は、メルケル政権時代まで固く守られてきました。
第1次トランプ政権が何を言おうとメルケルがドイツの軍事費負担の増額要求に応じなかった理由です。メルケルは、ドイツ人ですからドイツ人の持っている精神的怖さを知っていたから、そうしたのだろうと思います。
また軽い軍事費は、ドイツ経済にも負担が軽く好都合であると言う理由もあります。
ドイツがそうであったから、他のヨーロッパ諸国も軍事費の増額には応じませんでした。
★ドイツ民族の持つ精神的怖さとは❓
何か、きっかけがあると突然、民族としての総意が、極端から極端に振れることです。

⇒一例。平和国家から突如、軍事大国に変貌する。一応・・・ナチス・ドイツはこうなりました。

本来、アメリカとヨーロッパにとってはドイツの平和国家化と軽武装は至上命題であったはずです。NATOの枠組みに「ドイツ」を組み込んで、ドイツの軍事大国化を防ぐ目的もNATOには、ありました。
ドイツ自身も過去の戦争の惨禍を顧みるなら、大きな戦争を自ら興し、また巻き込まれることは御免であろうと思います。

 

本来、旧ソ連が崩壊し現在のロシアが成立し、その後安定した政権が維持されている以上、ロシアとヨーロッパの対立は必要の無い事です。
そこでアメリカは、NATO東方拡大政策を持ち込んで強引に決定します。⇒ロシアとの緊張関係を作り出す
これが、2008年4月のNATOブカレスト首脳会合です。
これを今検索すると、まともな記事は出て来ません。その時、決まったNATO東方拡大政策が正しい既定路線であるかのように主張する記事ばかり出て来ます。


AFPBB
ロシア大統領、NATO首脳と会談 「冷戦回帰」否定でも成果なし
2008年4月5日 4:38 発信地:ブカレスト/ルーマニア [ ヨーロッパ ルーマニア
https://www.afpbb.com/articles/-/2374030

 

実情は、ロシアとの摩擦を懸念する仏サルコジと独メルケルの反対を押し切って、当時の米大統領のジャージ・ブッシュが強引に方針だけ決めたに過ぎません。
実際には、この時すでにアメリカはジョージア内政干渉してアメリカの傀儡の独裁政権を作っていて強烈な反ロシア政策を取らせていました。
それが高じてロシアとジョージアの戦争が起きます。
南オセチア紛争 (2008年)】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E3%82%AA%E3%82%BB%E3%83%81%E3%82%A2%E7%B4%9B%E4%BA%89_(2008%E5%B9%B4)
圧倒的なロシアの軍事力に小国ジョージアが対抗できるはずもなく、この時は仏大統領サルコジが中心となり、即時停戦交渉が行われ8月7日に始まった戦争は、8月16日に停戦になり、現在に至っています。
その後、ジョージアではアメリカの傀儡である独裁者のサアカシュヴィリ大統領に対する反政府運動(サアカシュヴィリ追放)が活発になりサアカシュヴィリ大統領は選挙で負けて権力を失い、事実上ウクライナに亡命しました。
こうしてジョージアでは、アメリカの傀儡である親欧米政治勢力は、力を失いました。
しかし、その勢力は主にEUの支援を受けて、今も残って活動しています。その代表が、前ジョージア大統領のサロメ・ズラビシヴィリです。最初は、独裁者のサアカシュヴィリ打倒のため現在のジョージアの与党グループと協力しましたがそもそもEUの傀儡であるため、ジョージアの与党グループの中立路線とは相いれず対立したままです。
グルジアの歴史】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
ジョージア (国)】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2_(%E5%9B%BD)

これらの記述を読むと、その経緯が詳しく書いてあります。
もっとも、相当欧米側に都合よく書かれています。
ウイキペデイアであろうと権力者の都合は考慮します。
これは、ウイキペデイアが西側の情報媒体である以上、やむをえません。
読む方が、その部分を考慮すればいいだけの話です。


さて長々と寄り道しましたが、NATOの性質の変化とヨーロッパNATOEUの一体化を指摘するために書きました。
現在、起きているウクライナ紛争は、実際には2008年4月のNATOブカレスト首脳会合でアメリカが強引に決定したNATO東方拡大政策の帰結です。
「ロシアがウクライナを侵略した」と言うスローガンは、アメリカのウクライナ2014年暴力クーデターを誤魔化すためのものでしかありません。
そしてヨーロッパがウクライナに拘るわけは、「ヨーロッパNATOEUの一体化」です。
2008年以降の年月が経過して、「NATOの東方拡大」がヨーロッパでは「EUの東方拡大」になりました。
EUの東方拡大」のためには、ウクライナEUに組み込むことが必要です。東欧の大国と言えるウクライナを傘下に収めれば、モルドバアルメニアジョージアへと「EUの東方拡大」を更に続けることが出来ます。
これには、アメリカの軍事力が必須です。
だから、「NATOの東方拡大」を理由にアメリカを「EUの東方拡大」に繋ぎ止めておきたいEUの理由が分かると思います。

本来のNATOの目的であった「ロシア人を締め出し、アメリカ人を引っ張り込み、ドイツ人を抑え込むこと」は、現在のEUの都合により相当、内容が変化しています。
EUの東方拡大」に都合よく内容が、変わっています。
そして、ロシアを挑発してしまったのでウクライナが負けると怖いですね❓
そこで、西ヨーロッパの盾にするためにドイツの軍事力の強化を煽り立てて強要しました。
イギリスなどが考え出したことだろうと思います。
ここでドイツ民族の怖い民族特性が出て来ます。
【何か、きっかけがあると突然、民族としての総意が、極端から極端に振れる】
敗戦の屈辱にまみれていたドイツは、突如軍事力の強化のお墨付きを得て変貌しました。平和国家ドイツが、「イケイケ!ドイツ」になってしまいました。
前首相のシュルツは、これを抑えていました。
政権交代前は、平和の環境政党である緑の党のベアーボックが喚いていました。
この時は少数でしたので、前首相のシュルツはこれを抑えることが出来ました。

 

ところが、総選挙でキリスト教民主同盟(CDU)党首のフリードリヒ・メルツが新首相になってしまいました。メルツは、CDU内でメルケルに対立する勢力の代表です。無能なメルツは、「イケイケ!ドイツ」路線を取ることで政権基盤を固めようとしています。
こうしてドイツの軍事大国化路線が決定し、膨大な予算が組まれました。
産軍複合体が目覚めてしまえば、当分この路線は継続するでしょう。

随分、取り留めもなく書きましたが・・・・・
『ヨーロッパとアメリカとドイツのNATOに対する考え方の相違⇒同床異夢とは❓』
と言う内容は、これらを漠然と総称したものです。

本来なら、アメリカ・ヨーロッパ・ドイツに分けて個別に書くべきかもしれません。
しかし、一緒に書かないと全体が分かりません。
一緒に書くと、ごっちゃになって分かりにくいです。

今、ヨーロッパで起きているゴタゴタを一式書こうとするのが、そもそも無理があります。
しかし、日曜日なので気の短い人のために、まとめて書きました。
もっと詳しく知りたければ、過去日記を探せば色々書いてあります。
多すぎて例示するのは、無理なので興味のある人は暇つぶしに探してみて下さい。

 

 

 

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